わだりんぶろぐ2

ポエム集

第六感

こどもって特殊な能力を持っていると思うんです。

 

宅配の受取りに居合わせた上の子が、クリスマスプレゼントの中身をぴたりと言い当てた。自転車の前に乗った下の子が、後ろの私の心を読んで「おとうさんどうしてドキドキしてるの?」と言った。

思い起こせば色々事例がでてくるのです。

ことに親の考えについては、子の頭の中に明確に映像として描かれているように思います。子に対しては、上辺だけの言葉に何の説得力もないことの証左でもありますね。

 

このテレパシーのような能力は大人になるにつれ弱くなります。しかし失われるわけではありません。視覚や言語による情報が支配的になるため、相対的に重要でなくなるだけです。

例えば、同時に同じ言葉を発してしまうこと、仲良し同士ならあると思いますが、これもテレパシーを使っているはずです。

 

少し話が変わりますが、運というものも確かにあります。

私は研究開発の仕事をしているので明確に感じますが、上手くいく仕事は初めの試験でかならず良い結果が出ます。運のほうから歩み寄って来て、この仕事を続けなさいと言ってくれます。仕事に限らず、私たちの運命はあらかじめ大枠で決まっているようです。運命からの語り掛けに、こどもたちがするように、よく耳を傾け、流れに身を任せることはとても大事だと思います。

 

量子力学を学ぶと気付くはずです。知覚できることは、世界を構成するほんの一部にすぎないのです。誰もがこどもの頃持っていたであろう摩訶不思議な能力を、改めて信じてみても良いのではないでしょうか。