わだりんぶろぐ2

ポエム集

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年読んだ本

気になった一節とともに今年読んだ本を振り返ってみます。23冊でした。世界をこんなふうに見てごらん(日高敏隆)人間は真実を追究する存在だといわれるが、むしろ真実ではないこと、つまりある種のまぼろしを真実だと、思い込む存在だというほうがあたって…

I先生

実家の整理をしていたら中学校の恩師からの葉書が出たきたんだけど、びっくりしたのが、和田はユーモアと着想力が素晴らしいからそれを大事にしろ、と書いてたこと。大人になって、自己分析というのを改めてする機会があった。大切にしている価値観として「…

冬が好きな理由

外が寒くなるのに反比例して心が暖かくなるような感覚がある。僕は冬が好きだ。その訳を辿ると会津若松の風景に行き着く。もう10年も前のことだ。仕事で郡山を訪れたあと、まっすぐに帰るのが惜しくなって磐越西線に吸い込まれるように乗車していた。自由こ…

無邪気と躾

温厚で通っているわたくしですが、子育てのことで口出しされると怒りが抑え切れなくなる。子供にはかなり自由にさせている。正義感に溢れる人からは、躾がなっていないと思われることも当然あろう。でも型に嵌めたくないのだ。子供は子供らしく、無邪気でワ…

淡々と

とても幸せなことがあると、そのぶん後から落ち込んだりするものですね。だから過度に幸せを求めてはいけません。火花のような感情に溺れてはいけません。今日は、過ごしやすいお天気でした。朝から玉ねぎとトマトを煮込みました。久しぶりに家族でサンドイ…

2人のばあちゃん

秋の夜長に2人のばあちゃんのことを思い出した。先に亡くなったばあちゃん。ご近所さんにお菓子をあげることが日課だった。多くを望まず慎ましやかに生きていた。僕の妻に「いい人と結婚したね」と言って死んでいった。生き方の美しい人だった。後で亡くな…

生まれ持ったポジティブさ

子供がすごいなあと思うのは、自分と人とを比べないところだ。能力の差を違いとして受け入れる。人より上手くできないからといって、劣等感に苛まれることはない。うちの子はひらがなが読めないが堂々と「ぼくは字よめないから」などと言う。そして、嫌なこ…

AIが拓く世界

AIが世界を変える。そう言われている。だけど、単なる金儲けの手段にAIが使われるのはつまらない。局所最適のために使われるのはつまらない。頑張ればexcelで何とかなるような課題に使われるのはつまらない。できれば、これまで論理だけでは説明できなかった…

自分は何者か

自分の大切にしている価値観は何か探る、というワークショップがありました。私の場合、美・ユーモア・柔らかな心・正直さというキーワードが選ばれました。(他の人と全然違っていて驚いた。)自分の価値観をしっかり認識しておくのは、とても大事なことで…

死が怖いか

確かに、生に対する執着はある。しかし、私は死を大して怖れてはいない。命あるものは皆が死ぬのだ。だから、死が来たら、それを受け入れるだけだ。それが自然なことだ。蟻を踏めば死ぬ、蚊を叩けば死ぬ。人の死は忌み嫌われて隠されているが、死ぬのは当然…

芸術家の視点

社会が今後どうなるか、という議論がある。企業はそのことにとても興味がある。社会の未来像を正しく予想できれば、消費者のニーズを先読みして大きな売上を手に入れられる。政治的、科学技術的、経済的、そういったマクロな視点から予想される。一方で、芸…

令和を迎える

令和時代が始まります。現天皇陛下がご存命ですから、明るい気持ちで新時代を迎えられます。良いことです。令和時代にどんな希望を描くか。世の中は変革の時を迎えようとしていると思います。社会・政治・金融・技術・産業、あらゆるところに歪みが溜まって…

時間だよ

「そして父になる」という映画。リリーフランキー演じる良き父が、福山雅治演じる教育熱心な父に、言った。「時間だよ、絶対。」ひと言が胸に響いた。子育てに大事なのは、質の高い教育ではない。同じ時間をできるだけ長く過ごすことだ。自分の少年期の経験…

死を受け入れる

人の死とはやるせないもので、残された者は、もっとできたことがあったんじゃないかとか、最後にひとこと伝えたかったとか、こんな死に方を望んでいたんだろうかとか、どうしようもないことばかり考えてしまうが、死に際して生きることをやめて死を受け入れ…

春よ、来い

いい季節になった。寒波だ、豪雪だと言っても、必ず春が来る。世界が光で溢れる。花の蕾が膨らみ、虫や蛙や魚が孵化し、動物たちは繁殖期を迎える。人も色々なドラマの末、旅立ち、次の出会いを求める。日本に生まれて本当に良かったと思う季節。海外はクリ…

手放すこと

生活のレベルを意図的に少しずつ下げている。自動車を自転車に。ネットニュースを新聞に。Amazonを地元の商店街に。アプリのメモ帳を手書きのメモ帳に。遠くの観光地を近くのカフェに。将来的には自給自足?そうすると、生き方が少しずつ変わってきた。地に…

幼少期の体験の語り合い

皆の話を聞いていて、どういう訳か、涙が出そうになった。生まれ持ったもの、時間の積み重ね、感情の積み重ね、自分だと思っているもの、蓋をしてきたもの、気付いていないもの。目の前のあなたが、あなたとしての輪郭を失い、より深く、より曖昧な、しかし…

悪い夢

悪い夢を繰り返し見ることがある。大学入学以降ずいぶん怠けてしまって、大学院の試験に受からないと焦る夢。卒業してからもずっと見た。なかなか良い女性に巡り会えず、いつまでも独身だと焦る夢。結婚してからもずっと見た。思えば、不安に支配された半生…