わだりんぶろぐ2

ポエム集

マイノリティ?

公共の施設における障害者の介助の問題。介助してもらって当然と言うマイノリティと、あなただけに特別にコスト払えませんと言うマジョリティ。まったく議論が噛み合わず虚しくなる。

 

私はというと、後者の意見が正しいように思うけれど、彼らがどんな悲しみを抱えているのかさえ、想像力できず、回答を避けてしまう。

 

近代社会はマイノリティを傍らへ避けて発展してきた。現代、彼らの居場所はますます少なくなっている。社会は優秀な人が作るもの、そうでない人は社会に搾取•維持されるものという構造が出来上がってしまった。維持される者もそれに安住してしまう。豊かさとはそういうことだ。

 

しかし、マジョリティの我々も障害者性を抱えていることを忘れてはならない。明日事故に遭う可能性のことを話しているのではない。優から劣へ並ぶ一直線を想定するならば、先頭に立つ者以外は皆劣等である。その自らの痛みと怠惰に、一人一人が気付かなければならない。

 

強い言葉を吐くのならば。