わだりんぶろぐ2

ポエム集

ペトレンコ&ベルリンフィル

音楽は久しぶり。ペトレンコ指揮ベルリンフィルを聴いてきました。演目はモーツァルトベルグブラームス

モーツァルトは表現豊か。縦とか意外と合ってないけど、こういう音楽を作るんだという絵がはっきりと共有されている。僕が今まで音楽だと思っていたものは音楽ではなかったのだと思い知らされる。優美さは控えめ、構造をはっきり示すとともに、切迫感溢れるモーツァルト

ベルグは理解が難し過ぎたけど、心に刺さり続ける。大編成でベルリンフィル本気の力強さ、物凄く鋭利な問いかけ。

ブラームスは、ベルグの半分くらいの編成。メインには役不足と心配したけど、圧巻の重厚さ。ロマン派とはとても思えない、苦悩に次ぐ苦悩、ほんの少しの甘美。第二楽章の陰鬱が印象的。しかし決して陰鬱に屈しない。まさに、苦しみ、矛盾、不条理、祈り、すべての人間らしさを抱えて生きていくのだという、強さに心を打たれた。

心の深い所からの涙が止まらない。

ペトレンコ何者?人生3周くらい生きてそう。