わだりんぶろぐ2

ポエム集

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年読んだ本

ことり(小川洋子)「家へ帰る」足を止め、フェンスへもたれ掛かってお兄さんは言った。進化思考(太刀川英輔)進化思考は太刀川の言葉を借りれば「部分最適な世界を脱却し、人の観念を進化させ、人類を永続させるため」のメソッドであり、人類存続のための…

勝負強さ

勝負強さとは何なのか。なぜ同じような技量を持ちながら、決まって勝つ人と決まって負ける人がいるのか。僕は勝負強さとは、決して一か八かの賭けではなく、このようなことだと思います。勝ちたいと願いながら勝ちにこだわらないこと。負けたくないと願いな…

やっぱり実験が好き

実験をしてるとすべてが腑に落ちる瞬間ってあるよね。ああそうだったのかと。こうすればいいのかと。一所懸命やっている時間でなく、ふと気を抜いた時間に訪れる。うっかり手順を間違えたあとにやって来る。バスに揺られているときに頭に浮かぶ。遊び心を出…

たまには弱音を吐かせて

なんかもう疲れた。コロナなんて無かった世界へ行きたい。疫病自体はさほど気にならない。そこで露呈する人間の弱さ。価値観の押し付け。恨み合い。やっぱり人間って醜い。多様性なんてどの口が言うか。無人島で有志を集めて何も気にせず暮らしたい。なんて…

科学と詩

石を包んだガラスが割れている。客人「なぜ割れるのか」作家「石とガラスで冷え方が違うからですよ」客人「なるほど男女の恋と同じですね」作家「まさにその通りです」「熱いうちは仲が良いのです」この会話を聞いて呆然とした私。なんと詩的で、美しく、核…

小学校の夢

今でも偶に小学校が夢に出てくる。あの場所のことははっきりと覚えている。明るい橙色の正門はいつも高貴な光を纏っていた。右手の花壇は小学生には勿体ないほどに綺麗で、日時計は少年の好奇心を誘った。正面にはヒマラヤスギ、左手にはツツジの植栽があり…

とげとげ

どうも最近心が刺刺していて。乱暴な言葉を吐いてしまったり、他者の些細な言動に傷付いてしまったり。この1年で社会からの要請が急激に増えた。やってはいけないこと、やらなくてはいけないこと。自閉症気味の自分としてはとてもつらい。誰にも制限されず…

孤独に打ち克つ

人は皆孤独だよ、孤独を抱えて生きていくんだよ。いくら友達に囲まれていたって、酒を酌み交わしたって、一時の温もりを求めたって、孤独は拭い去れない。と悲しい人が言うので反論したかった。すっかり忘れてしまっていたが、僕も結婚する前どうしようもな…