わだりんぶろぐ2

ポエム集

2019年読んだ本

気になった一節とともに今年読んだ本を振り返ってみます。23冊でした。



世界をこんなふうに見てごらん(日高敏隆

人間は真実を追究する存在だといわれるが、むしろ真実ではないこと、つまりある種のまぼろしを真実だと、思い込む存在だというほうがあたっているのではないか


生物から見た世界(ユクスキュル)

いずれの主体も主観的現実だけが存在する世界に生きており、環世界自体が主観的現実にほかならない


生き物の死に様(稲垣栄洋)

長い間、生物に死はなかったのだ 「死」は、38億年に及ぶ生命の歴史の中で、生物自身が作り出した偉大な発明なのである


ワインの香り(東原和成 他)

匂い物質は混ざるとそれぞれの香りが感じられなくなり、新たな香りが生まれることが多々あります


内なる画家の眼(エドワーズ)

描くことを学ぶことが創造性を高め、芸術的自信を増す


お金のいらない国(長島龍人

あらゆる技術がものすごく進んでいるので生活はとても豊かに見えるが、それは私たちの考えるぜいたくとは根本的に違う


求めない(加島祥造

いまあるものでじゅうぶんだ、と知るひとだけが、生きることの豊かさを知るんだよ


FACTFULNESS(ハンスロリング)

可能主義者とは根拠のない希望を持たず、根拠のない不安を持たず、いかなる時もドラマチックすぎる世界の見方を持たない人


思考が物質に変わる時(ドーソンチャーチ)

アインシュタインは、「私たちが物質と呼んでいるものは、エネルギーであり、その振動は感覚で捉えることができないほど周波数が低いだけだ。物質というものは実は存在しない」と書き残している


時間とはなんだろう(松浦壮)

私たちが普段目にしている反転できない時間とは、多数の物体が複雑に絡み合い、可能性が多い方向へ一方向に進んでいくプロセスそのものなのです


池上彰の教養のススメ(東工大リベラルアーツセンター)

私たち日本人は現在、文化人類学的に見ても複線の社会にはなく、合理性だけが正しいという社会にあって、それ自体が世界の中では特殊例だということを知らなければいけません


非常識な教え(工藤勇一)

民主主義、すなわち対話による合意形成


自己肯定感の教科書(中島輝)

自己肯定感は何歳からでも後天的に育てることができる


易入門(黄小娥)

あなたの中の予知本能を使う


病院で死ぬということ(山崎章郎)

彼の妻と娘は涙をはらはらと流しながらも、期せずして全く同じ言葉を発した「お父さん長い間ほんとうにご苦労さまでした」と 確かにそう言ったのだ


森を食べる植物(塚谷裕一)

その森が安定期に入っていて、その生態系に余裕があり、その余剰分を、腐生植物が使っても動揺が起きないこと、それが腐生植物の生活が安定に保たれる最低限の条件なのである


海と陸をつなぐ進化論(須藤斎)

珪藻の最大の特徴は、その細胞が水を含んだガラスでできた2枚の殻に包まれていることです


ブチ抜く力(与沢翼

世の中には一見善良そうな顔をしながらも搾取や支配をしようとする悪魔のような人や仕組みがたくさん存在します


思うとおりに歩めばいいのよ(ターシャテューダー

女らしさは女性の魅力です。どうしてそれを捨ててしまうの?


お母さんの「敏感期」(相良敦子

すべての生物は幼少期に、自分の将来に必要なことのために、あることへの感受性が非常に敏感になり、それを環境の中に見つけだし、強烈にかかわっていく特別の短い時期がある


キリスト教と私(アルフォンスデーケン)

人間についてよく知るためには、まずその人を愛さなければならない 愛することによって、なおよくその人を知り、より深く語り合えるようになる


問いかけるアート(工房集)

多くの人が抱えているそんな生きづらさと、障害のある人が置かれた困難な状況は、じつは、かなりの部分で重なりあう


美女と野球(リリーフランキー

人は根拠のない自信と自分に不釣り合いな野心に燃えている姿が一番醜い 人が百人いたら百通りの「成功」があって、それが必ずしも陽当たりが良かったり、華やかであったりする訳ではないはずだ