わだりんぶろぐ2

ポエム集

しぜん

持続可能な成長

持続可能な成長ってあり得るのだろうか、と思うのです。それが物質的や経済的な成長を指すのならば。エネルギー、資源、生命、そういった周囲の環境を食い潰して、自らの種が発展する、というのが私たちの成長に対する考え方でした。それはSDGs後も変わって…

野菜は死んだ

畑の土を少し手に取って擦り潰してみると愕然とする。ただふわふわと柔らかいだけで、生命の気配がまったくしない。痩せているとかいう問題ではなく、死の香りさえする。土は作物を据え付けるだけの媒体に成り下がり、そこに本来存在するはずの菌類や小動物…

近所の庭主さん

華やかな成功を手に入れるよりも、たくさんの人に認められるよりも、僕にとっては庭にミミズがいることの方が価値がある。小さくてもいい。そこで植物や小動物や菌類など、生命が息付いていて、僕の暮らしと関わっていること。そんなことが、涙が出そうにな…

揺らぎ

春が来ました。不思議なものです。暖かい日が続いたあと、また冬へと戻るかのような寒さが訪れ、何度もそんなことを繰り返しながら、毎年確かに春がやって来ます。木々や生き物達はそのことを知っていますから、凍てつくような寒さの繰り返しに心折れること…

AIが拓く世界

AIが世界を変える。そう言われている。だけど、単なる金儲けの手段にAIが使われるのはつまらない。局所最適のために使われるのはつまらない。頑張ればexcelで何とかなるような課題に使われるのはつまらない。できれば、これまで論理だけでは説明できなかった…

藝大とのこと

藝大の方々と過ごした日々はとても刺激的だった。忘れかけていた創造の魂が揺さぶられた。同時に、数々の気付きを与えられた。なかでも胸に刺さったのが、ある先生の言葉。「ハイテクなアートが流行しているが、ローテクなアートは無くならない。」無くなら…

懐かしい生きもの

自分の肌感覚に過ぎないのだけど、今年の初秋は、懐かしい虫や草花が随分と復活していたように感じる。とくに、トンボやチョウ。僕が小さい頃は、隣の草っ原に行けば、シオカラトンボやアカトンボやアゲハチョウがたくさん飛んでいた。懸命に探さなくったっ…